笑いのアル生活

日常にクスッとした笑いをみつけたい

非常時とは

かなり以前のことですが、
東京で大雨が降り、
公共交通機関が全線ストップしたとき、
帰宅難民が地下鉄のホームで一夜をあかすため
備蓄品として毛布などがあるはずだと駅員に詰め寄ると
「これは緊急時のためのものです」と断ったという話を聞いたことがあり、

ところでわたくしが神戸の実家を整理していると
水の入ったポリタンクがたくさん出てきて、
「これはいったい何のためにあるのか?」とよくよく考えると
1995年の阪神淡路大震災の時、
必死の思いで手に入れたポリタンクに
軽トラをチャーターして運んだ水だということが分かってきて、

なぜあそこまでして運んだ水を使わなかったのか。
風呂は無理だったとしてもトイレの水を流したり、
台所の洗い物に使ったりできたのではないか。
それなのに一度も封をあけた形跡がなく、
そのまま物置に片付けたその神経が理解できず、

きっと近いうちに
阪神淡路大震災より
もっとたいへんな災害が起こるのだと思っていたのでしょう。