笑いのアル生活

日常にクスッとした笑いをみつけたい

修行 2021/09/18

仏陀について書いてある本を読んで、
邪心を起こさず、怒らず妬まず平静でいなさい。
などと書かれてあると

「フムフム。妖艶な美女がいても見とれず、嫌がらせをされても気にせず、隣の人が海外旅行へ行ってポルシェに乗って豪邸に建て替えても平静でしていなさい、ということなのか」
と、ここまでは理解できても
反道徳的な感情が沸き起こってきたとき
どのように対処すればよいのか具体的な記述が見当たらず、

たとえば誰かにいいがかりとしか言い様のないことを言われたとすると
「あの人はこう言ったけど、実際はこう。だからオレは悪くなくてあの人が全て悪い」
ということを壊れたレコードのように頭の中で繰り返し、
それにストップをかけるべきだと頭で理解できても
感情を理論で制御することはできず、
「ああ、こんなことではダメだダメだ」と思考を停止させようとしても
気がつくとまた自己正当化のリフレイン。

そういえば会社のダンナさんが山登りをするとおっしゃる方に
「何がきっかけだったのですか?」と訊ねると
後日
「やっぱり仕事が影響していたみたい」
との回答が返ってきて、

山があるから山に登るだけじゃなくて
リフレインを断ち切るために登る人も多いだろうと思ったわけ。

この数年山とはご無沙汰していますが、
ちょっとした登りが続いただけで
「こっちの岩は大丈夫そう。こっちのルートはぬかるんでるから少し左に迂回して」
と登ることだけに意識が集中してしまうのは登山経験者ならおわかりのはず。
俗世間のリフレインは吹き飛んでしまうのです。

というようなことを仏教の解説書に付け加えてもらえないかなぁ。
(別に仏教じゃなくてもかまわないのですけど)

邪心が起こったら標高1000m以上の山に登る。
敵意が湧いて消すことができなくなったらジョギング1時間。
淫欲なら水泳30分などなど。

一種のハウツー物ですね。

それとも新興宗教の教祖様から直伝でもOK。
1週間限定で許していただけるのなら入門させていただきます。