笑いのアル生活

日常にクスッとした笑いをみつけたい

次の生 2022/05/28

熟年になると
機能的な低下は体感するものの
性的な欲求というか関心は減じることがなく、

このまま老人に移行して死を迎え
次に生まれ変わるとどんなことになるのか。

ある説によると
性的過多は癲癇発作を生じさせるらしく、
もちろんこれは生まれ変わった次の生の話し。

聖書には目で姦淫するものは実際に姦淫したのと同等である
というニュアンスのことが書かれており
実際の行為だけでなく空想もダメなんだ。

とにかく
性的な欲求をそのまま持ち越すとろくなことにならなさそう。

ところで、
日本では古来より
「嘘つきは泥棒のはじまり」といわれていますが、
これまたある説によりますと
ウソをつくと盗癖が生じるとあり、
もちろんこれも生まれ変わった次の生の話し。

嘘をつく人は
視姦する方と同等以上に多くおられるはず。、
わたくしもなるべくウソをつかないように心掛けているのですが、
大小様々というか色々なレベルで完全に無くすことは難しいと感じています。

よくやってしまうのが誇張。
事実をおおげさに話して注目欲求を満たす行為。

たとえば一日だけ残業して
「最近ずっと残業が続きっぱなし・・・」とか

交通事故に遭遇したら
「玉突き事故でバイパスが大渋滞。1時間もかかった」
と言いつつ15分程度の遅れだったり、

で、
盗癖はやっかいなものらしく、
「どうしてモノを盗むのか?」と訊ねると
「そこにモノがあるから」みたいな感覚。

盗癖は理性で制御するのが難しいみたい。

気になるのは
盗癖が生じたら次の生ではどうなるのかということ。

たしかゲーテだったと思うのですが、
あるとき人相学の権威が彼を占うと、
急に険しい顔つきになったので
「わたくしの悪癖に気づかれたのですね。そうです。わたくしにはどうしようもない盗癖があるのです」
と白状し、
しかしゲーテはストレートな盗癖ではなく
癖を芸術の域にまで高めて昇華させていたらしく、
きっと彼は前世で嘘つきだったに違いない。

そうそう
前世で同性愛を厳しく糾弾した人が今世では同性愛者。
それも自分の欲求を抑えきれない人間に
てのもあったはず。

こんなのは因果応報で分かりやすいか。

そういえば昔
70歳も80歳も過ぎた坊さんが英語の勉強をはじめて、
「その歳で、どうして英語の勉強などさるのですか?」と訊ねると
「次に生まれてきたとき外国語が話せるようになりたいから」
とテレビでやっていて、
これぐらいになると達人だなぁと感心したしだい。

なかなかそうはなれない。
もっと長生きしたいと
今の生を考えるだけで精一杯ですもの。