笑いのアル生活

日常にクスッとした笑いをみつけたい

山﨑 育三郎 2021/08/12

youtu.be

84歳になる散歩友だちの方から
「山崎育三郎はご存じですか?」と尋ねられ、
昭和初期の歌手は知らないので
「ちょっと分からないですねぇ」と伝えると
「わたしあの人の歌を聞いて感動したのよ。高校野球の開幕式で歌った「栄光は君に輝く」。あの服装も素敵よね。白いワイシャツに黒いズボン。清楚な感じでよかったわ。youtubeで何度もみちゃった」とおっしゃり、

なんだ。昔の歌手じゃなかったんだ。
それにしても84歳のおばあちゃん(失礼)がyoutubeで・・・
というのがすごい。
いや、それ以前に「山崎育三郎」という固有名詞が
「栄光は君に輝く」というタイトルとともにすらすらと出てくるのがすごい。

わたくしだったら、
「ほら、高校野球の開幕式にでてた若い男の人、アカペラで歌った人。歌はなんだったっけ、栄光になんとかというのよ。とにかくyoutubeで検索してみたら」
てな具合。

また出会って会話をするとき
「で、ヘビスモさんはこれからお仕事?」なんて普通に固有名詞が出てくる。
散歩のちょっとした隙間時間の会話なので固有名詞を使うことが殆どないにもかかわらず。

いっぽうわたくしは、
そろそろあのおばちゃんに出会うゾーンに突入。
たしか農作物に関する名前だった。
えー、今の季節で、
えー、そうそう田んぼに関する名前で
えー、田、た、田、た
田中、そうそう、田中さんだ。

と事前準備をしてはじめて固有名詞が出てくる。
だから突然出会って、どうしてもお名前を呼ばなくちゃならないときは冷や汗もの。
とっさに頭がまわらないものね。

えー、何の話だったっけ。
そうそう。朝散歩で出会う方って
みんな年齢よりははるかに頭が柔らかいし好奇心旺盛。
わたくしも20年後にはそうなれるか?