ネットの記事で、
会社の重役がテレビの視聴率向上に向けて
番組に対する指導を行うような内容だったかと思いますが、
「彼らは視聴率のことなんかより、この仕事が終わってから行く銀座のことばかり考えているのだ」
というくだりを目にして
「銀座の飲み屋ってそんなにいい所なんだ。酒の味なんてどこでも同じはずだから、美人のママさんが目的なのか？ でもみんながみんな美人のママさんとねんごろの関係になるわけじゃないから、純粋に店の中だけで楽しむのが普通だろう。それでも昼間からそれを夢見て一日を過ごすのだから、それはそれは魅力的な場所に違いない」
と空想し、
銀座へ行ったことが
つまり高級クラブへ行ったことがないからこそ
よけいに空想に浸ることになって、
まず、
酒だけが目的ならば普通の居酒屋へ行けばよい話だし、
性的なことが目的ならば風俗関係の店に行けばよいし、
銀座にはそれを上回る何かがあるに違いないと推測するわけ。
で、
昔見た映画のワンシーンに
男性を尋問するシーンがあって、
その男性はヘッドフォンに立体映像用メガネをかけ
誰もいない空間で一人興奮状態。
尋問する側が彼のヘッドフォンを引き剥がすと
「あなったって最高よ！ かっこいい！ すてき！」
などと女性達からの賞賛の声が漏れ聞こえ、
立体用メガネもそれに類するシーンが写っているだろうと想像できちゃうわけ。
尋問する主人公は「やれやれ」といった表情。
かなり昔の映画だったはずですが妙に印象に残っていて、
「人間てバーチャルであってもいいから他者からの賞賛を得たいんだ」
と思ったしだい。
きっと銀座って
会社の重役が行くと
美とインテリジェンスを兼ね備えた女性たちが
現実に即した賞賛をあびせてくれる場所なんだろうと想像し、
そんなところだったら
わたくしも易々と敵のわなにはまるだろうな。
女性がホストにはまるのと同じなんだろうな。
場慣れしてないから最初は落ち着かないだろうけど
社会的地位とお金があったらそんな所へ行ってチヤホヤされて
それが常態化すると依存症よろしくやみつきになるにちがいない。
うん。
どなたか銀座へ出入りされてらっしゃる方がおられたら
行く理由を教えていただけませんか？
（行かないけど･･･）
