料理に目覚めた我が子が料理道具を買いそろえ、
鍋やフライパンなら分かるのですが、
計量カップや計量スプーンの存在には合点がいかず、
「世の中には料理で『カップ1杯』をわざわざ計る人間がいるんだ」
と驚いた次第。
先日スマホを見ながら料理を作る手が止まっているところを見かけたので、
「何を考える必要があるんだ?」と訊ねると
材料の分量が分からないらしく、
つまり
キャベツ1/4と書いてあっても
大きなキャベツの1/4は小さいキャベツ1個相当の大きさにもなり、
だから1/4の量が分からないので、これまたスマホで調べていらたしい。
「キャベツの葉を食べやすい大きさに切りそろえて」も難しいらしく、
「食べやすい大きさとはどれぐらいなんだろう」てな具合。
最も苦心するのが
「塩少々」という表現。
「少々が分からないからレシピを調べているのに」と嘆くことしきりで、
でも、
「塩0.2グラム」なんて表現の方がよっぽど分かりにくいんじゃないのかなぁ。
昔、マニュアル人間てのがあって、
レシピを見ながら料理をする人間はその範疇に分類してたけど
あのレシピでさえ不完全なら
「塩2.5グラム。材料は長さ2㎝、縦横0.5㎝に切ってそろえ・・・」
てな表現の方がいいんじゃないか?と突っ込んだら
「うん。その方がいい」
なんて言われそう。
世の中には色々な人がいるということで。