春眠暁を覚えず、という言葉がありますが、
春だけでなく秋も眠たい。
ついでながら、夏は体がだるくて眠たいし、
冬は布団の中で寒さをこらえて歯を食いしばっていると、
日が射して暖かくなったらそのまま二度寝なんてこともしょっちゅう。
つまり一年中眠たいのです。
で、
今日も秋の日差しのなか、
昼休みに外でお握りをほおばり、
ちょっと横になると、いつの間にか夢の中。
夢見心地とはこのことか。
日差しがきついのでマスクをアイマスク代わりにしていると
ホントに気持ちいい。
すると突然
「だいじょうぶですか! だいじょうぶですか!!」と黄色い声が聞こえてくるので
「いったい何事か!」と飛び起きると
うら若き女性二人がわたくしの方を見て恐怖におびえている。
「だいじょうぶですか」とは他の誰でもなく
わたくしに向けられた言葉であると瞬時に悟り、
「いやぁ、ちょっと昼寝を・・・」と言葉を濁すと恐怖の色は消え、
安心というより軽蔑に近い視線をなげかけて立ち去ってゆき
客観的にみると
コンクリートの階段にマスクで顔全体を隠し、
片手片足は下の段。
もしかすると間抜けな口は開けっぱなしだったかもしれず。
ヨダレはたらしていなかったはずと思うのですが、
いびきに関しては知る由もなく、
皆様方におかれましても
人通りが少ないからと気を抜いて
階段で昼寝をしたりするのは避けた方がよろしいと
老婆心ながら忠告させていただきます。