笑いのアル生活

日常にクスッとした笑いをみつけたい

同情してもらいたい

仕事が終わって家に帰り

洗濯物を取り入れてから夕食を適当にみつくろっていると

共働きの妻が帰ってくるなり

「人手が足りない」とか「自分のことしか考えていない人が多い」だとか一気に話しだし、

「フムフム」と頷きながら聞いていると、最後に

「あなたの仕事はいいわね。羨ましいわ」と言うので

なぜかムカッとしてしまい、

言い忘れていましたが、

わたくしも普通のサラリーマン。

普通に人手不足で、

普通にやりやすい人とやりにくい人がいて、

通勤距離はわたくしの方が短いというアドバンテージがあるものの

それほど楽だとは思っていないのですが、

仕事の話を家でするのがめんどくさいので不満も含めてあまり話さず

不満を話さないのは不満がないと解釈しているようなのです。

 

それはともかく、

「あなたの仕事環境が羨ましい」と言われてなぜムカッとしたのか考えてみると

楽をしていると思われたくない。

できれば同情してもらいたいと心の中で思っているからであって

これはきっとわたくしだけでなく殆どの人がそうでしょう。

 

だから仕事上の挨拶では

「おつかれさま」⇒いつもたくさん働いて疲れていらっしゃるでしょう。

「ごくろうさま」⇒苦労なさっているのですね。

「たいへんですね」⇒困難で難しいことをされているのですね

なのであって、

 

「いやあ、いつも気楽そうですね。かわれるものならあなたとかわってみたい。うらやましい」

等とは言わない方がよさそうです。

 

そういえば、

一番らくな部署にいる人が

「この部署はしんどいしんどい」とこぼすので

他の部署に配置換えしたところ速攻で退職された、

なんて話を耳にしたこともあり、

 

いくつになっても

どんな状況であっても

人間てややこしい存在ですね。