会社が電気設備の点検による停電となり、
事前に告知されていたので服をたくさん着込み
出がけに腰と足にカイロを貼り付け、
「これで準備万端」と停電に備えていると
停電で困ったのは暖房が効かないよりも照明が消えてしまったこと。
書類が見えない。
自前のノートパソコンとスマホをつないでネット回線を確保したものの
社内LANが使えないのでパソコンでの仕事は手につかず、
他の人も所在なさげでボーッとしている人が多い。
暗闇での書類整理にも飽きたのでぶらぶらしていると
子ども達は非常用の懐中電灯で賑やかに遊んでいる。
毎日のように新しい遊びを開発する彼らはいつになく静かで、
よくよく見ると壁に照らされた光がお城のよう。
懐中電灯の前におもちゃをならべて影絵を楽しんでいるのでした。
子どもは遊びの天才というけれど、
ネットやテレビやビデオがなくても
次々と遊びを思いつくのはすごいと思う。
それが一時であっても、すぐに壊れてしまったとしてもおかまいなし。
今をクリエイティブに生きている。
「停電もたまにはいいかな」と思ったのでした。