笑いのアル生活

日常にクスッとした笑いをみつけたい

死者との和解 2022/07/16

宜保愛子の本に
「うちの父親はアル中で酒を飲んでは暴力をふるい、身内の者全員から『早く死んでくれ』と願われ続け、念願叶って死んだときには皆で赤飯を炊いてお祝いをしたのですが、そんな人間なら地獄に落ちろと願っても構わないでしょうか、それともそんな人でも成仏できますようにと願わなければならないのでしょうか」
という質問に
「そんな人であっても成仏できるように願わなければなりません」
とあり、

死後の平安を願う理由までは忘れてしまいましたが
この部分だけが印象に残っていて、

この話から
生前悪い行いをした人が
死をもってしても恨みつらみが洗い流されるわけではないんだわ
それでも死者を呪ってはいけないんだわ
と思った次第。

人が死ぬと
「自分の犯した罪の償いをしなくちゃ」
という意識が大きくなって
次に生まれてくる環境や自分の肉体が
それにふさわしいものを探して生を受けるという考えがあり、

新興宗教の方のみならず、
老舗の宗教でも、ここらへんを強調していただければ
もっと宗教が身近になると思うので
よろしくお願いいたします。