家の掃除と洗濯を片付け、
汗だくのシーツ類もどんどん洗濯機に放り込んだ後
歯医者へ行って歯石をとってもらいました。
わたくしの歯はサイボーグも真っ青の、ほぼ総入れ歯。
入れ歯というのは大げさですが、
犬歯以外は全て何かしらの加工をほどこしています。
歯科衛生士さんに歯石を取ってもらったあと歯科医がチェックしてくれ、
「この歯は気づかないかもしれませんが、虫歯になっている可能性があります。かぶせを外してやり直しをさせていただきたいのですが」
とおっしゃるので
「くそー、ここの歯医者で歯石取りをしてもらったら、毎回何かしら悪いところを見つけてくるんだもんな。某中古自動車屋さんもこの手で大きくなったんだ。繁盛するからにはこうしたやり方が必須か」
と悔しがる一方、
「でも、ホントはその歯は違和感があったんだ。『どこか調子の悪い歯はないですか?』て訊ねてきたとき『特にありません』とこたえ、黙ってたら気づかないと思ってたのに、見逃してくれやしない」
とかぶせを外す痛みを想像すると同時に
ちょっと安心したりもして、
次回の予約をとったのでした。
おっと、
今回は歯医者の話ではなくコーヒー屋さんの話でした。
既出のマイスターコーヒー。
社長と苦楽を共にしてきた女性社員は今年の春に退職され、
いきなり従業員の年齢が若返り、
入り口にはメニューボードにおしゃれなイラストを添えて
本日のおすすめコーヒーなどが掲示してある。
若い従業員がいるだけで活気がある。
どれにしようか考えていると社長が出てきて
「おしゃれになりましたねぇ」とお愛想を言うと
「オレのことか?」と作業ズボンにグンゼの半袖シャツをみせびらかし、
こんな突っ込みは関西人ならではだと感心していると
「プランナーが言ってたけど、美味しいから買ってくれるんじゃなくて店の雰囲気や従業員、その他トータルでお客さんはものを買ってくれる。あっ、うちはプランナーは入れてないけどな」
とおっしゃり、
わたくしもまさにそのとおりだと思います。
喫茶店でお茶を飲むのも味は3番目か4番目。
ちょっと休憩したい。涼みたい。
若い頃ならきれいな女性が丁寧に接客してくれたら
味なんてどうでもよかったですものね。
(今もか・・・)
そんなこんなで雑談をしている間に
若い従業員がテキパキと粉にひいてくれ、
「でも、いちばんおしゃれじゃないのは、やっぱ社長だよな」と感じながら
続々とお客さんがやって来るので早々に退散したのでした。