笑いのアル生活

日常にクスッとした笑いをみつけたい

非凡な生き方

俗に言う「クレーマー」

彼女は“目立てる”ことなら
警察でも消防でも呼びつけるのに躊躇はなく

度重なる救急車の要請には
救急隊員もほとほと困り果てており、
近隣で彼女の性癖を知らない病院はなく、すべてシャットアウト。
それでもほっておくわけにいかないのでなんとか受入先を探してあげ、
救急隊の苦労を知ってか知らずか
翌日には何事もなく自宅へ戻っているのが常。

そんな彼女の口癖は
「平凡な生活はイヤ!」

クレーマーという形で注目を浴びるのは
平凡な才能しかない人間の唯一の方法なのか。

あるいは恥ずかしげもなくそんな芸当が続けられるのは
非凡というべきなのか、

とにかく彼女の生き方は、
周りの人々にとって迷惑以外の何ものでもないということで。