朝の散歩は単独の方がほとんどですが、
複数で歩くのは女性の二人連れというパターンが多く、
わたくしたちは２～４人でこれは例外といえるでしょう。
そして今朝は今まで単独だと思っていた女性が、
男性のあとに続いて小高い丘へ向かう姿をみかけたので
「もしかするとあの二人はご夫婦だったのかしら？」となり、
「今まで一緒に歩いているところは見たことがない」けれども
「歩く時間帯はだいたい同じだし、コースもほぼ一緒」
「男の人にあわててついて登るのは夫婦以外に考えられないわよね」
「それにあの二人、顔がよく似てるし」
「うん。似てる」
「夫婦って一緒に住んでいると顔つきや体型までも似てくるんですって」
「食べるものから生活習慣まで何もかも同じですものね」
「それだけじゃなくって、人間は毎日眺めているものに似てくるそうよ。だから部屋に美人の写真を貼ってたらいいんですって」
「じゃあ部屋の中のあっちもこっちも女性の写真を貼っとこ」
「あら、あなたは絵を描いてるから写真の必要はないわよ」
「ねえねえ、毎日見ているものに似てくるのだったら、ピカソみたいな絵を描いてる人はどうなんでしょ。かなりまずいことになりませんか？」
とわたくしが話の腰を折ってこの話題は終わりとなりました。
