まだ携帯はなく、インターネットもつながっていなかった頃のお話。
友人たちと何年かぶりで会うことになり、
昔話に花がさき、
現況についてそれぞれ自慢していると
ある専業農家の友だちが地方のテレビ番組に出演したらしく、
みんなして
「やったなぁ。これでメジャー入りやん」とひやかすと
「テレビに出てもいいことばかりじゃないよ。地元じゃ面が割れてるから、エロ本1冊買うにも遠くまで行かなくちゃならないんだ」と半分冗談、半分本気で嘆いてみせ、
独創的な農業を行う傍ら、
芸術家でもある彼にとってエロ本は必需品であり、
人間いくつになっても悩みはつきないということでいかがでしょうか。