笑いのアル生活

日常にクスッとした笑いをみつけたい

近所の魚屋さん

散歩友だちとの雑談で

1週間に1回しかやってない魚屋さんがあるとの情報を仕入れたので行ってきました。

前々から話をうかがってはいたのですが行きそびれていて

ふとした拍子に行く気になったのです。

歩いて行ける距離なのに場所すら知らず、

散歩のあとでおじゃましてみるとやっぱりどこか分からない。

たくさんの人がいるからすぐ分かると聞き

安心していたのですが見込みが甘かった。

近くを歩いている人に尋ねると、

「ああ、未だ市場から帰ってきてないね。もうすぐ開くよ」らしく、

一度家に帰って仕切り直し。

行ってみると、

「なんだ、ここがそうなのか」と拍子抜けするほど分かりやすい場所で、

ただお客さんが8人も入れば身動きがとれないほど狭い。

仲の良い人がおられたので挨拶すると

「ここでは初めてねぇ」と声をかけてくれたので一安心。

ご夫婦二人で店を切り盛りしていて、

以前は毎日やっていたのがご高齢で体調を崩し、

最近復活されて週1回の営業だそうです。

毎日やっていた頃は

店が終わった後は軽トラに商品を積み込んで外回りもしていたそうで

根強いファンがたくさんいらっしゃるみたい。

店内は所狭しと商品が並んでいて、

それもトロ箱に入ったままのものも少なくなく、

「これちょうだい」と言えば

ご主人が手早く下ごしらえをしてくれ

奥さんが清算するシステム。

袋詰めはセルフ。

慣れないとどこに袋があって、どこで代金を払うのか分からない。

注文の仕方も不明。

まごまごしていると、他のお客さんが

「袋はこれ、代金はそこ。刺身はそこで注文。食べる人数を言えばそれだけ用意してくれるから」

と嬉しそうに教えてくれ、

それに応えるご主人と奥さんは大忙し。

エビは生きてるし刺身も新鮮そう。

「魚屋は勢いで売るもんだ」てな感じで

お客さんと店主が一体になってる。

朝買ったエビを冷蔵庫に入れて夕方調理しようと取り出すと

まだ元気に飛び跳ねており、

活きの良さはネタと店主が比例するようです。

樽さん