わたくしは昨年から
山を散歩して気が向けば海岸を歩くのを日課とし、
しかし寄る年波には勝てず全身に力いっぱい重力を受け続けています。
（体が重たい）
体重を支えるのに疲れたのか、
岩場を歩くせいなのか右くるぶしを痛め、
それを我慢していると右膝まで痛くなってきました。
朝二階の寝室から一階に降りるときは手すりによりかかり、
足をひこずるようにして歩かなければなりません。
（痛いんだから仕方ないじゃないか！）
しばらく足を動かしていると少し痛みがおさまり、
なんとか動けるようになるので暖機運転は慎重に行っています。
そして当然のことながら関節の痛みには色々試してみました。
電動マッサージ器によるマッサージを皮切りに
それにプラスしてオリーブオイルマッサージ。
関節痛にはオリーブオイルよりピーナッツオイルの方が効果的と聞けば
通販で輸入したものを取り寄せたり、
病院で処方された湿布はもちろん痛み止めまで飲んだのですが
一時的にしかおさまりません。
でもしかし。
先週の金曜日に山へ向かうと体の重さが消えているのです。
けだるさはあるものの、重力が半減して体が軽い。
違和感は残っているけどくるぶしと膝など各種関節の痛みも和らいでいる。
もしかすると寝ている間に自然と体重が減って70㎏の大台を割ったか、
ユニクロで買った七部袖をやめてモンベルのＴシャツにしたせいか。
あるいは膝サポーターを買って膝部分にビワの葉を入れて数日過ごした影響かもしれない。
ビワの葉といえば
「腰痛にはビワの葉がメッチャ効きました」と年配の先輩にご報告すると
「歳をとるとそれぞれ自分に合った治療法を見つけるもんや」と大人の回答を得たので、さすが人生の達人。おっしゃることがひと味違う。「それ効くんか！」とか「そんなん効くはずないやろ」とか自分の意見を押しつけないもんな、とヘンなところで感心させられたことを思い出し、
そういえば浜辺のポンタがお腹をむき出しにしてくるので撫でてやると、思いっきり手をひっかかれてかなり出血したのが先日。散歩友だちのおばさんは自分ではチューをするくせに「早く手を洗いなさい」と心配してくれたけど、そのとき悪い菌じゃなくて良い菌が入ってきた可能性もある。
いやいや、夜中に寝ていると、網戸を閉めていたにもかかわらず蚊の羽音が聞こえてきて、手を見るとかまれた跡があったので、キニーネをオリーブオイルに溶かして体に塗りこんだのも最近のこと。キニーネというのはキナの木から摘出されたアルカロイドの一種で、マラリアの特効薬として有名ですが、ケイシー療法では蚊を寄せ付けない効果があるとのことで購入したのが２０年以上前の話。ビンにはホコリが堆積していたけど、フタをあけると意外に普通だったので使ってみたわけ。その翌日に重力が半減したのだからきっとこれに違いない。
ついでだからと色々調べてみると、キニーネは食品添加物にも使用されており、トニックウォーターの苦み成分に使われていたそうな。マラリアの治療には１回0.5gの処方とのことで、ためしに舐めてみたら苦い。苦さで有名なセンブリと同等以上の苦さがあります。そして、これはわたくしだけなのかもしれませんが、脇の下に塗り込むと、しばらくすると口の中に苦みが感じられるのです。オイルマッサージを行ったことがある方はご存じでしょうが、皮膚にオイルを塗り込むとかなりの量を皮膚が吸収するのです。きっと体内に吸収されたキニーネが口の中にまで浸透しているのだわ（気のせいだけかもしれませんが）。
とにかく、
体が軽くなって関節痛が和らぐこのキニーネ療法は
しばらく続けようと思います。
副作用が出たらご報告しますので楽しみに待っていて下さいね！
