笑いのアル生活

日常にクスッとした笑いをみつけたい

津山城 2021/08/01

あまりに暑いので岡山県津山市へ行って参りました。

津山城
明治の廃城令で民間に払い下げられ解体されてしまった。
明治5年に撮影されている城はホンモノ。

(ああ、もったいない。貴重な観光資源になっただろうに)

戦前にお城を復元させたそうですが、
空襲の標的になるということで、これも再び解体。

昭和30年にはこの敷地内に動物園がありましたが、
平成23年に廃園。

今は石垣の復旧工事がすすめられています。

えー
わたくしは今回声を大にして言いたいことがあります。

この写真をご覧下さい。

無料の駐車場がおわかりでしょうか。

「無料」ということで喜び勇んで車を入れようとしたのですが、
車の頭をつっこんだところで
「これは無理」ということに気がつき
バックさせようとしたところ
サイドミラーをチェーンゲートのポールに接触させてしまいました。
なんという構造なんでしょう。

道を走ってきて直角に曲がるその角々に置き石を4カ所もして
普通車1台がやっと通れるほどのゲートを設置して・・・。
まだ新しいのにポールは傷だらけ。

わたくしのテクニックだと
バックでしか入れることができませんでした。

この怒りの矛先をどこへ向けたらよいのでしょう。
入り口で300円の入館料を払うときに
その職員に言ってみても仕方ないことで、

石垣の上に立ててある入り口には
「建物の入園は無料です」と
入り口でお金をとっておきながら「無料」をうたい
天守閣ではないそうです)

まあ
見晴らしは良かったし
この暑さでお客さんはまばらだったので
それなりにお城を満喫できたのですが、

まだモヤモヤとした感情をひこずったまま駐車場へ戻ろうとすると

「すみません、観光アンケートをよろしいですか?」と
若いお兄ちゃんが声をかけてきたので
「渡りに船とはこのこと!」と、
二つ返事で、
いや、一つ返事でOKと答え

「これが最後の質問です。このお城へ来てよかったことは?」
「うーん。石垣が当時のまま残されているから、それかな」

「悪かったことは」
「よくぞ聞いてくれた。この城に入ってくる前に無料の駐車場があるの知ってます? わたし、あそこに入れようと思ったんだけど、あれは絶対あかん。構造的に失敗や。あのままやったらきっと誰かがポールにこする(自分の失敗は言わないのが鉄則)。これは行政に働きかけて、無料ならもっと開放的な造りにしなくちゃ。頼むからそのことを伝えといてちょうだい」
とアルバイトらしきお兄ちゃんに懇願すると
苦笑いを浮かべて
「分かりました」と言ってくれたので
きっとなんとかしてくれることでしょう。

ちなみに
桜のシーズンには駐車場が有料になるらしく
だからチェーンゲートなんてつけてんだ。

その数週間でゲートの元をとるつもりなんだな。
(元が取れるとしたらすごい)

うん。
あのアルバイトのお兄ちゃんには悪いけど
胸のつかえがとれたので
「津山はいいところだった」
と日記には書いておこう。