山登りを趣味とされる方に
「どうして山へ登るのですか?」と尋ねると
「健康のことを考えて」とか「自然を感じることができるから」とか
色々なこたえがあるなかで、
「そこに山があるからだ」というのは山へ登らない方でもよくご存じの常套句。
(イギリスのマロリーという登山家の言葉だそうです)
ネットで知り合った登山を趣味とされる方が
定年を迎えて同じ会社で再雇用となり、
時間や勤務日数などかなり自由な身分となられたので
元々精力的な方だったのでいったいどんなことになるのだろうかと興味津々だったのが、
仕事の量が減るにつれて登山の回数も減っていかれたようで、
「ああ、年齢とともに体力も衰えてきたにちがいない。世間では70歳になっても80歳になっても元気で山を楽しんでいる方がおられるけど、人によって体力には差があるものなんだろうなぁ」
と勝手に想像を膨らませ、
さらさらに空想を発展させて、
「この方が登山をはじめたきっかけの1つに、山を登っている間は仕事のことを忘れられるからだとおっしゃっていたのを覚えている。それだけ苛酷な職場環境にあって、今も働いているとはいえ一度リタイヤした身。心身共に現役の頃とは全くことなった状態であるに違いない。だから苦しんで苦しんで仕事の辛いことも忘れるほどに体を酷使して山に登る必要がなくなったにちがいない」
との結論に至ったのですが、
こういうのを勝手空想というか
大きなお世話というのでしょうね。